友達や、
お母様方から
「夏休みの恐怖」について聞く機会がこれまでもあった。
いつもは学校に行き、
そして帰ってくる子供たちが一日中家にいる。
朝、昼、晩とご飯を作る。
喉が渇いたとか、お菓子はないかとか、色々な要求もあるだろう。
何から何まで勝手が変わる。
そんな話を笑って聞いたり、笑わずに聞いたりしてきた。
帰省する飛行機の中で
もう楽しくてしょうがない小学生であろう女の子のそのお母さんがとなりに座った。
お母さんは眠い。
座ってる。仕事はない。取り立ててやる事もない。
そりゃ眠気も襲ってきますわな。
私も搭乗前のたまりエリアで眠ったもの。
お母さんが寝かけるとお嬢ちゃんが
「寝ないで!」とゆり起こす。
この繰り返しを数回見た。
・・・お気持ちをお察しした。
お母さんがお嬢ちゃんに何か言ってたけど、内容は聞こえないからわからないが、
口調は至極穏やかであった。
お母さんはいろんな大変さがある。
もちろんお父さんにもある。
飛行機の中に
いつもよりたくさんいる子供たち。
私は子供の頃に新幹線にはお陰様で度々乗せてもらった(幼い兄と私の2人で名古屋から新幹線に乗って中国地方の親戚宅へ出かけていたのである。良い経験だった。)が、飛行機には乗ったことはなかった。
こんな自分の小さな頃の思い出を
飛行機に同乗している子供たちを見ていて思い出した。
たくさんの人間関係と
その分だけの「想い」ってあるなぁ なんて事をなんとなく思った。
ウチの母や父や、
幼い私達の面倒を見てくれた親戚の皆さんも感謝の気持ちが湧こうってもんだ。
1人で大きくなったわけじゃないね。
という気持ちにもなる。
それにしても
(自分のことはさておき)
兄も随分変わったもんだ。
いろんな意味で。