ちびっ子が朝ごはんを食べている場に一緒にいました。
テレビは子供向けの番組が流れていたのを
ちびっ子がワイドショーにチャンネルを変えました。
ウチには見られるテレビが無いので
子供向けの朝の番組も知らないし
朝に限らずワイドショーも見ない。
久しぶりに見た、朝のワイドショーで
残酷な映像が流れていてビックリ。
「え〜〜チャンネル変えて違うの見ない?」と思わず口からでました。
テレビ消そうよ。とは言わなかった。(その家庭のルールってあるもんです。)
子供に見せたく無いという気持ちもあったけど、私自身が(朝からの残酷な場面)に反応してる。
ちびっ子は平気でテレビを見てます。
そう言えば、私も子供の頃は朝ワイドショーを見てご飯食べてましたが、残酷性だけがすくすく育つこともなく、極度に鈍くなることもなく育ちましたから、
テレビの影響については、個々の捉え方がある事を思い出しましたし、
「残酷」を見せたく無いからと、ただただ視界から排除するというのも少し違うのかもしれないですね。
そして、ワイドショーの話題が
例の年金2000万円問題に話題が移りました。
テレビの中では
月々いくらで、何十年生きるので、合計2000万円です。
と、話してる。
ちびっ子はおもむろに電卓を持ってきて、キーを叩きました。
何をするのかは察したものの、私は何も言わずテレビを眺めていました。
そして、彼は計算後の電卓の数字を私に見せました。
そこには、
19,800,000と表示されていました。
そして一言
「2000万円じゃ無いね」。
その時私が何を思ったかというと
彼の年齢を考えると相当な聡明さを感じたんですね。
そして、実際の私の発言は
「本当だね。2000万円、2000万円と言ってるけど、実際に計算したら2000万円じゃ無いね。
このニュースを見て、実際に◯◯君のように電卓を叩いて確認した人は何人ぐらいいるかな?
私はとっても少ないと思えてる。
暗算が得意な人は直ぐに自然と暗算しちゃうかもしれないけど、それ以外は、言われたまま聞いてるだけってことが多いかも知れないね。(実際私がそうでした)
◯◯君みたいに本当のことを検証しようと思うだけじゃなくて、それ本当?と言うだけじゃなくて、実際に確認をするのはとっても凄い事だと思うよ。素晴らしい習慣だとおもって感動したよ」と言いました。
彼は小学2年生です。
私自身がワイドショーを見せたく無い、見たく無いからと言って番組を変えていたらこの朝、この出来事は起こらなかっただろうし
わたしも彼の聡明さに気付き始めていたものの、このような才能に触れることは無かった。
もし気がつく事があっても、もっと先だっただろうと思いました。
大人の「見せたく無い」という判断が正しいとは限らないなとしみじみ思いました。
それはひょっとして大人の判断じゃなくて、大人の感情的な反応なだけってこともありますね。
少なくともこの時の彼は、ワイドショーの内容を鵜呑みにするという選択肢は無かったわけです。
大人は自分のその感情の反応に「それらしい意味付け」や「理屈」を引っ張ってきてるだけってこと、幾らでもあります。
そして、このような反応は子供もあります。
なんだか、彼の聡明さに感銘を受けたり、
人間らしさの所以に想いを馳せたりと
とても素晴らしい体験をした朝でした。
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